2013年10月、科学誌Science(サイエンス)に載った3ページの論文が世界中で報道された。著者はDavid Comer Kidd(デービッド・カマー・キッド)とEmanuele Castano(エマヌエーレ・カスターノ)。5つの実験によれば、文学作品の抜粋を数十分読んだだけで、他人の目の写真から感情を読み取るテストの成績が上がった。効果はチェーホフやドン・デリーロのような純文学だけに現れ、ベストセラーの大衆小説では現れなかったという。良い文学を読めば心が読めるようになる。アートの力を信じる人々にとって、これほど嬉しい科学的お墨付きはなかった。
3年後、7人の研究者が同じ実験を792人でやり直した。3つの研究室が独立に、元の論文と同じ教材、同じテストを使った。文学を読んだ群の成績は、大衆小説を読んだ群とも、何も読まなかった群とも変わらなかった。効果は再現されなかったのである。残ったのは、生涯にわたる読書量が多い人ほど成績が良いという、地味な相関だけだった。
アートは気づきを与え、心を動かし、社会を変える。そう主張する人がいる。ではその「効能」は、どこまで科学的に確かめられているのか。この問いをめぐる研究の実像は、華々しい発見と、冷たい再検証、その両方を並べたときに初めて、アートに何ができて何ができないのかの輪郭が見えてくる。本稿では約25年分の実証研究を、認識、行動、社会という3つの水準に分けて検証する。
没入が説得の門を開く
出発点は2000年に発表された心理学の古典である。Melanie Green(メラニー・グリーン)とTimothy Brock(ティモシー・ブロック)の研究である。2人は物語が人を変える仕組みを、transportation(トランスポーテーション、物語への没入)という概念で説明した。読者が物語世界に運ばれると、注意と感情とイメージがそちらに吸い取られ、現実世界で働くはずの反論の構えが解除される。
オハイオ州立大学での4つの実験がこの理論を支えた。没入度の高い読者ほど、物語が暗に伝える信念に近づき、登場人物への好意も強かった。没入した読者は物語の「嘘くさい箇所」を見つける数も少なかった。丸をつけた箇所は平均4.13対10.52と半分以下だった。第4実験では読み方の教示で没入度を外から操作し、没入を下げると信念変化も弱まることを確かめている。物語を読んだ群の信念指標は4.75、読まない統制群は4.50で、小さいが確かな差が出た。
見逃せない発見がもうひとつある。同じ文章を「新聞記事」と伝えても「小説」と伝えても、没入度も信念変化も変わらなかった。作り話だと知っていても、没入すれば影響は届く。アートを一種のトロイの木馬にたとえられる理由がここにある。城門を守る理性の検問を、物語という木馬は素通りするのだ。
ただしこの研究の信念測定はすべて読書直後のもので、効果がどれだけ続くかは検証されていない。参加者も米国の大学生に限られる。
平均すると、効果は小さい
没入の理論から20年、個別の実験は数百件に積み上がった。それらを統合したメタ解析(複数の研究結果を統計的にまとめる手法)が、平均的な効果の大きさを教えてくれる。
健康分野では、2015年にFuyuan Shen(フーユエン・シェン)らが25研究、9,330人分を統合した。物語型メッセージの説得効果は相関係数にしてr=.063。有意ではあるが、かなり小さい。しかも印刷物の物語では有意な効果がなく、禁煙のような「やめさせる」行動でも効果が出なかった。
翌2016年、Kurt Braddock(カート・ブラドック)とJames Dillard(ジェームズ・ディラード)は対象を健康以外にも広げ、74研究を統合した。物語への接触は信念(r=.17)、態度(r=.19)、意図(r=.17)、行動(r=.23)のすべてと有意に関連していた。数字だけ見ると行動への効果が最も大きい。ただしここには注意がいる。行動を測った研究は5件、978人分しかなく、4つの指標の中で最も貧弱な根拠の上に立っている。
読書の長期的な影響についても2017年にメタ解析が出ている。生涯のフィクション読書量と他者理解の課題成績には小さいが一貫した相関があり、ノンフィクションより強い。ただしこれは相関研究の統合であり、読書が心を育てたのか、心の細やかな人が読書を好むのかは区別できない。冒頭の再現失敗研究も、実はこの生涯読書量との相関だけは再現していた。数十分の読書に即効性はないが、長年の読書と社会的認知力が結びついている可能性は残っている。
要するにメタ解析の答えはこうなる。物語の説得効果は実在するが、平均すれば小さい。そして「行動が変わった」ことを直接示した研究は、思いのほか少ない。
信念は変わらず、行動が変わった
実験室の外ではどうか。ここからの3つの研究は、いずれも現実の社会で行動の変化を測っている。
1994年のルワンダでは、ラジオ局が虐殺を煽り、3か月で人口の1割以上が殺された。その10年後、Elizabeth Levy Paluck(エリザベス・レヴィ・パラック)は和解を主題にしたラジオドラマの効果を、現地の12コミュニティ、480人で1年かけて検証した。コミュニティ単位でドラマを聴く群と保健番組を聴く群に無作為に分けた、当時としては例のないフィールド実験である。
結果は意外なものだった。個人の信念は9項目中8項目でまったく動かず、動いた2項目は狙いと逆方向だった。ところが「まわりの人はどう振る舞うものか」という規範の認識と、実際の行動は変わった。ドラマを聴いた人々は、子どもに同族内の結婚を勧める確率が約50%から約40%相当に下がり、目上の提案に公然と異を唱えるようになった。年度末に贈られたラジオをどう共有するかの議論では、聴取群だけが権威者任せの案に対案をぶつけ、共同管理を提案した。保健番組の群では、最初の提案にほぼ全員が黙って従っている。実在の囚人や虐殺生存者への共感も、ドラマを聴いた群のほうが高かった。
観察記録には、聴衆が登場人物の再会に拍手し、暴力の場面で叫び声を上げる様子が残っている。複数の村では、登場人物の名前が実在の住民のあだ名として使われはじめていた。物語は「何が正しいか」の説得には失敗した。それでも、想像上の隣人の振る舞いを見せることで「みんなはどうするか」の感覚を書き換え、行動を動かしたのである。
誰も説教しなかったのに出生率が下がった
ブラジルの合計特殊出生率は1960年の6.3から2000年の2.3へ急落した。政府は人口政策を打っておらず、一時は避妊の広告さえ違法だった。経済学者Eliana La Ferrara(エリアナ・ラ・フェラーラ)らは、この低下の一因が国民的テレビドラマ「ノベラ」にあると考えた。ノベラをほぼ独占的に制作した放送局Rede Globo(ヘージ・グローボ)の電波が地域ごとに違う年に届いた事実を、壮大な自然実験として使ったのである。
分析対象は約210万人年分の出産履歴である。電波が届いた地域では、女性が1年に出産する確率が0.5ポイント下がった。平均出産確率9.4%に対して約5%の低下で、女性の教育年数が1.6年延びたのと同じ大きさに相当する。著者らの試算では、この期間の出生率低下の約7%がグローボの拡大で説明できるという。
内容分析が示す事実が興味深い。ノベラは家族計画を一度も説いていない。ただ、50歳未満の主要女性キャラクターの72%に子どもがいなかっただけである。効果は主人公と年齢の近い女性でほぼ2倍になり、教育年数8年以上の女性ではゼロになった。電波の届いた地域では、その年のノベラの登場人物の名前が新生児の人気名に入る確率が33%と、届かない地域の8.5%を大きく上回った。視聴者は説得されたのではない。画面の中の生き方に自分を重ねたのだ。
検査に行く確率が2倍になった
行動変容の最も厳密な証拠は2019年に出た。同年にノーベル経済学賞を受けたAbhijit Banerjee(アビジット・バナジー)らの研究である。舞台はナイジェリア。MTVのドラマ「Shuga(シュガ)」を使い、大規模なランダム化比較試験(RCT、対象を無作為に分けて効果を比べる試験)を行った。80地域の若者約5,000人を、シュガを上映する地域と、教育的内容のない別のドラマを上映する地域に分けた。視聴時間は合計約3時間にすぎない。
8から9か月後、シュガを見た若者がHIV検査を受けた確率は、配布した引換券の使用記録という客観指標で3.1ポイント高かった。対照群の2倍である。女性ではクラミジア(性感染症の一種)の検査陽性率が55%低かった。尿検査という生物学的な指標まで動いた例は、この分野でほとんど前例がない。
一方で、番組が繰り返し強調したコンドームの使用はまったく増えなかった。変わったのは同時に複数のパートナーを持つ行動のほうだった。さらに、他の視聴者の意見を見せて「社会の空気」を演出する追加操作も、友人を誘わせる操作も、効果を上乗せしなかった。効いたのは物語に深く没入した個人への直接の作用だった。没入度や登場人物への同一化が高い視聴者ほど知識や検査の効果が大きく、これはグリーンらの没入理論と噛み合う。検査の増加を担ったのは、決まったパートナーのいない、つまり最もリスクの高い層だったことも分かっている。ここでトロイの木馬のたとえの限界を指摘しておきたい。木馬なら、送り込んだ兵士は作り手の命令どおりに動く。だが実際の物語が観客の中に運び込むのは命令ではなく、登場人物が生きる風景である。ノベラは説教せずに出生率を変え、シュガは説教したコンドームでは効かなかった。作品が「言ったこと」ではなく「見せたもの」が残るのだ。
美術館に通う人は長生きする。ただし
鑑賞という受け身の関わりでも、健康との関連は報告されている。Daisy Fancourt(デイジー・ファンコート)らは英国の50歳以上6,710人を最長14年追跡した。追跡中に亡くなったのは6,710人中2,001人。文化施設にまったく行かない人では47.5%が亡くなったのに対し、数か月に1回以上通う人では18.6%だった。生の数字の差は歴然だが、通う人はそもそも裕福で健康である。そこで年齢、資産、学歴、健康状態、認知機能、社会的つながりなど数十の要因を統計的に調整すると、それでも頻繁に通う群の死亡リスクは31%低く、年1、2回の群でも14%低かった。
ただしこれは観察研究であり、著者自身が因果関係を主張していない。関連の41.9%は認知機能や資産などの初期差で説明でき、残りにも未測定の交絡(見かけの関連を生む第三の要因)が潜んでいる可能性がある。同じ2019年、世界保健機関(WHO)は900件超の文献を地図のように整理し、アートが心身の健康に影響しうると結論した報告書を出した。この報告書は、医師が薬の代わりに合唱教室や美術館通いを処方する「社会的処方」など、各国の政策を後押しした。ただし報告書自身が、肯定的な結果ほど出版されやすい偏りと研究の質のばらつきを認め、アートを万能薬と見なすべきではないと明記している。
最も強い反論:この分野の証拠はまだ弱い
ここまでの明るい話には、正面からの反論がある。しかも、アートと健康の研究を長年主導してきた研究者からだ。
Stephen Clift(スティーヴン・クリフト)らは2021年、WHOと英国政府の報告書が引用した原論文を一つずつ読み直した。健康格差を減らせると述べたWHO報告書の該当セクションが引いていたのは15文献のみで、うちシステマティックレビューは1件、RCTは2件だった。引用されたベネズエラの音楽教育プログラムのRCTでは、貧困線以下の子どもの参加は16.7%と、対象地域の46.5%を大きく下回っていた。格差を減らすどころか、恵まれた子に資源を注いでいた計算になる。ダンスが転倒を防ぐ根拠とされた論文には図の重大な誤りがあり、後のコクランレビュー(医療分野で最も厳格とされる系統的レビュー)はその論文を除外していた。原論文が自ら認めていた限界が、レビューに引かれる過程で削ぎ落とされ、政策文書では「強いエビデンス」に化ける。クリフトらはこの引用の連鎖こそが問題だと述べ、両報告書を「誤解を招くもの」と断じた。
彼らの警告はもう一段深い。アートによる個人の変化を強調しすぎると、格差を生む経済や社会構造の問題が「心の問題」にすり替わる恐れがあるという。劣悪な住宅に苦しむ人に必要なのは、まず住宅であって合唱教室ではない。アートの効能を語ることが、厳しい解決策から目をそらす道具になりうるという指摘は重い。
36作品のうち、心を動かしたのは3つ
では社会運動としてのアートはどうか。2015年、パリの気候変動会議COP21に合わせて国際アート祭が開かれた。心理学者のLaura Sommer(ラウラ・ゾンマー)とChristian Klöckner(クリスチャン・クロックナー)はこの機会をとらえ、気候アート37作品の観客874人を調査した。探索的な研究だが、結果は制作者にとって耳の痛いものだった。
高い心理的活性化を生んだ作品は、分析した36作品のうち3つしかなかった。有名作家による、死と破壊を突きつけるディストピア型の作品群は、罪悪感や不安を最も強くかき立てたが、内省も「自分に何ができるか」の自覚も促さなかった。効いた3作品に共通するのは、崇高な自然を美しく描き、同時に観客が取れる解決策を示し、美術館の外の公共空間に置かれていたことである。怖がらせる作品より、美しさと出口を同時に見せる作品が人を動かす可能性がある。ただしこの研究が測ったのは質問紙上の反応であり、実際の行動ではない。
観客は少数派だ。その変化は社会に届くのか
ここまでは、アートに直接触れた人の変化を見てきた。だが直接触れる人は限られている。パリの気候アート祭の観客は69%が大学卒だった。英国の追跡研究でも、美術館に通う頻度は資産と学歴に比例する。つまりアートの第一の受け手は、人口比で見れば少数の、教育水準の高い層に偏る。ではこの少数派の変化は、残りの社会に染み出すのだろうか。この連鎖を通しで検証した研究は見当たらない。ただし「少数派の変化は集団全体に波及するか」という一般的な問いなら、60年以上の研究蓄積がある。
出発点は1957年にElihu Katz(エリフ・カッツ)がまとめた「コミュニケーションの二段階の流れ」仮説である。メディアの影響は大衆に直接届くのではなく、まず情報感度の高いオピニオンリーダーに届き、そこから会話を通じて広がる。アートの観客が社会への中継点になるという期待は、この古典に根拠を持つ。ただしカッツの総括には見落とされがちな注意書きがある。影響は階層を下って流れるのではなく、似た者同士の間を水平に流れていた。教育あるエリートの変化は、まず同じエリートの間で循環する。階層を越えて下りる流れが観察されたのは公共問題の領域だけで、カッツ自身がその証拠を「わずか」と限定している。
それでも少数派が多数派を動かせることは、実験で確かめられている。1969年、Serge Moscovici(セルジュ・モスコビッシ)らは6人集団のうち2人のサクラに、明らかに青いスライドを「緑」と言い続けさせた。多数派の回答の8.42%が緑に変わった。サクラのいない統制群では0.25%である。回答を変えなかった人でも、後の検査では色を判定する知覚の基準そのものが緑の方向へ動いていた。影響は表面に出る前に、水面下で進む。ただし条件がある。サクラの主張が一貫性を失うと、影響は1.25%まで消えた。気まぐれな発信は、量が同じでも効かないのである。
現実の集団で少数派への介入が全体を動かした例としては、2016年にElizabeth Levy Paluck(エリザベス・レヴィ・パラック)らが米国の中学校56校で行ったフィールド実験がある。全校生徒の約7.5%にあたる728人だけに反いじめの働きかけを行ったところ、介入校全体で紛争関連の懲戒事案が推定25%減った。ただしこの数字には2018年に訂正が出ており、全体効果は統計的に有意ではない。確かなのはむしろ内訳のほうだ。効果を左右したのは、介入を受けた生徒の中に「多くの生徒から注目される生徒」がどれだけいたかで、この比率が高い学校では効果が2倍前後になる傾向が見られた。注目される生徒の選定基準は学力でも家庭の豊かさでもなく、単に大勢に見られている位置にいることである。教育エリートであることと、影響力のある位置にいることは、別の話なのだ。そしてもうひとつ重要な結果がある。規範の認識は接触した生徒へ確かに伝わったが、行動そのものが仲間へ伝わった証拠は検出されなかった。
では、少数派はどこまで増えれば全体を覆せるのか。2018年、Damon Centola(デイモン・チェントラ)らはオンラインの集団実験でこの閾値を測った。すでに定着した呼び名の慣習を、一貫して別の呼び名を主張するサクラたちが覆そうとする。サクラが集団の25%未満のときは、動いたのは平均6%で、しかも最後には元の慣習に戻った。25%を超えると72%から100%が転換した。中間はほとんどない。ある試行では、サクラをたった1人増やしたことが失敗と成功を分けた。著者らは25%が普遍的な値ではないと断っているが、波及が「少しずつ」ではなく閾値を越えた瞬間に起きるという描像は、直感を裏切る重要な知見である。
まとめるとこうなる。少数派から社会への波及経路は実在する。ただし通行条件は厳しい。影響は似た者の間を水平に流れやすく、一貫した主張の持続が要り、教育水準の高さは影響力のある位置を保証せず、意識は伝わっても行動は伝わりにくい。アートに触れた観客の変化が社会に届くとすれば、それは自動的な染み出しではなく、この条件を満たす設計を意識的に組んだときだと考えられる。
アートは何を、どこまで変えるのか
25年分の証拠を並べ直すと、答えは3つの水準で異なってくる。
認識と態度の水準では、効果は確かにある。メタ解析が繰り返し確認しており、断定してよい。ただし平均的な効果は小さく、即効性のある劇的な変化は再現に失敗している。
行動の水準では、条件つきで変わる。ルワンダ、ブラジル、ナイジェリアの研究が示すように、物語は規範の感覚と「想像できる生き方」を書き換えることで、結婚観や出産や検査受診まで動かした。ただし効くのは没入を生む作品であり、作り手のメッセージがそのまま届くわけではない。行動変化を直接測った研究自体がまだ少ないことも忘れてはならない。
社会変革の水準では、証明はまだ薄い。個人の変化の集積が社会を変えた例としてブラジルの出生率は最有力だが、アートが格差や不正義を減らしたという主張を支える証拠は、支持者が精査してなお乏しい。少数派研究が示す波及の条件、すなわち水平にしか流れにくい影響、一貫性の要求、25%という遠い閾値を考えれば、観客の感動が自然に社会へ染み出すという期待は楽観的にすぎる。
実践に向けたポイントはこうまとめられる。作り手にとっての教訓は、説教ではなく没入を設計することだ。正しさを語る作品より、観客が自分を重ねられる人物と、美しさと、具体的な出口を備えた作品が動かしてきた。受け手と政策決定者にとっての教訓は、「アートは人を変える」という言葉を、規模の感覚とともに受け取ることだ。効果はある。しかし小さく、遅く、作品を選ぶ。その控えめな真実の上にしか、アートの社会的な役割は築けない。
参考文献
The Two-Step Flow of Communication: An Up-To-Date Report on an Hypothesis
・出典: Public Opinion Quarterly, 21(1), 61-78 (1957)
・著者: Elihu Katz
・エビデンスレベル: 中(1940-50年代の複数調査を総括したレビュー)
・DOI: 10.1086/266687
Influence of a Consistent Minority on the Responses of a Majority in a Color Perception Task
・出典: Sociometry, 32(4), 365-380 (1969)
・著者: Serge Moscovici, Elisabeth Lage, Martine Naffrechoux
・エビデンスレベル: 中(実験室実験。標本は限定的、境界的なp値)
・DOI: 10.2307/2786541
The Role of Transportation in the Persuasiveness of Public Narratives
・出典: Journal of Personality and Social Psychology, 79(5), 701-721 (2000)
・著者: Melanie C. Green, Timothy C. Brock
・エビデンスレベル: 中(4実験・計約700人、単一研究群)
・DOI: 10.1037/0022-3514.79.5.701
Reducing Intergroup Prejudice and Conflict Using the Media: A Field Experiment in Rwanda
・出典: Journal of Personality and Social Psychology, 96(3), 574-587 (2009)
・著者: Elizabeth Levy Paluck
・エビデンスレベル: 中(1年間のフィールド実験、12コミュニティ・480人)
・DOI: 10.1037/a0011989
Soap Operas and Fertility: Evidence from Brazil
・出典: American Economic Journal: Applied Economics, 4(4), 1-31 (2012)
・著者: Eliana La Ferrara, Alberto Chong, Suzanne Duryea
・エビデンスレベル: 中(約210万人年の自然実験、複数のプラセボ検定つき)
・DOI: 10.1257/app.4.4.1
Reading Literary Fiction Improves Theory of Mind
・出典: Science, 342(6156), 377-380 (2013)
・著者: David Comer Kidd, Emanuele Castano
・エビデンスレベル: 弱(小規模実験5本、直接再現に失敗)
・DOI: 10.1126/science.1239918
Impact of Narratives on Persuasion in Health Communication: A Meta-Analysis
・出典: Journal of Advertising, 44(2), 105-113 (2015)
・著者: Fuyuan Shen, Vivian C. Sheer, Ruobing Li
・エビデンスレベル: 強(25研究・9,330人のメタ解析)
・DOI: 10.1080/00913367.2015.1018467
Meta-analytic Evidence for the Persuasive Effect of Narratives on Beliefs, Attitudes, Intentions, and Behaviors
・出典: Communication Monographs, 83(4), 446-467 (2016)
・著者: Kurt Braddock, James Price Dillard
・エビデンスレベル: 強(74研究のメタ解析。ただし行動指標は5研究のみ)
・DOI: 10.1080/03637751.2015.1128555
Does Reading a Single Passage of Literary Fiction Really Improve Theory of Mind? An Attempt at Replication
・出典: Journal of Personality and Social Psychology, 111(5), e46-e54 (2016)
・著者: Maria Eugenia Panero, Deena Skolnick Weisberg, Jessica Black, Thalia R. Goldstein, Jennifer L. Barnes, Hiram Brownell, Ellen Winner
・エビデンスレベル: 中(3研究室合同・792人の直接再現研究)
・DOI: 10.1037/pspa0000064
Changing Climates of Conflict: A Social Network Experiment in 56 Schools
・出典: PNAS, 113(3), 566-571 (2016、2018年に訂正あり)
・著者: Elizabeth Levy Paluck, Hana Shepherd, Peter M. Aronow
・エビデンスレベル: 中(56校のフィールド実験。訂正後の全体効果は有意でない)
・DOI: 10.1073/pnas.1514483113
Leisure Reading and Social Cognition: A Meta-Analysis
・出典: Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, 11(1), 109-120 (2017)
・著者: Micah L. Mumper, Richard J. Gerrig
・エビデンスレベル: 中(相関研究のメタ解析、因果は特定できない)
・DOI: 10.1037/aca0000089
Experimental Evidence for Tipping Points in Social Convention
・出典: Science, 360(6393), 1116-1119 (2018)
・著者: Damon Centola, Joshua Becker, Devon Brackbill, Andrea Baronchelli
・エビデンスレベル: 中(オンライン集団実験10集団・194人。著者自身が25%の普遍性を留保)
・DOI: 10.1126/science.aas8827
The Entertaining Way to Behavioral Change: Fighting HIV with MTV
・出典: NBER Working Paper 26096 (2019)
・著者: Abhijit Banerjee, Eliana La Ferrara, Victor H. Orozco-Olvera
・エビデンスレベル: 中(80地域・約5,000人の大規模クラスターRCT、単一研究)
・DOI: 10.3386/w26096
The Art of Life and Death: 14 Year Follow-up Analyses of Associations Between Arts Engagement and Mortality
・出典: BMJ, 367, l6377 (2019)
・著者: Daisy Fancourt, Andrew Steptoe
・エビデンスレベル: 中(6,710人・14年の前向きコホート、観察研究)
・DOI: 10.1136/bmj.l6377
What Is the Evidence on the Role of the Arts in Improving Health and Well-being? A Scoping Review
・出典: WHO Health Evidence Network Synthesis Report 67 (2019)
・著者: Daisy Fancourt, Saoirse Finn
・エビデンスレベル: 中(900件超の文献のスコーピングレビュー、系統的検索なし)
・URL: https://iris.who.int/handle/10665/329834
Does Activist Art Have the Capacity to Raise Awareness in Audiences? A Study on Climate Change Art at the ArtCOP21 Event in Paris
・出典: Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, 15(1), 60-75 (2021)
・著者: Laura Kim Sommer, Christian Andreas Klöckner
・エビデンスレベル: 弱(探索的な横断調査、行動は未測定)
・DOI: 10.1037/aca0000247
The Need for Robust Critique of Research on Social and Health Impacts of the Arts
・出典: Cultural Trends, 30(5), 442-459 (2021)
・著者: Stephen Clift, Kate Phillips, Stephen Pritchard
・エビデンスレベル: 弱(批判的論説、原論文の精査に基づく)
・DOI: 10.1080/09548963.2021.1910492




